赤・白・ロゼ・スパークリングを、料理と味の方向から選ぶ

ワインの基本

ワイン売り場に行くと、まず目に入るのが赤ワイン、白ワイン、ロゼワイン、スパークリングワインです。

4種類は売り場を歩くための最初の地図です。ただし、種類だけで味を決めず、次に甘さ、重さ、香りを見ます。

種類の違いが分かると、料理の味付け、飲みたい重さ、泡の有無から候補を絞れます。

この記事では、ワインエキスパート資格を取得した筆者が、専門用語をできるだけ使わずに、4種類の違いを説明します。

20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。妊娠中・授乳中の飲酒、飲酒運転は避けてください。この記事は20歳以上の方向けに、ワイン選びの基礎知識を説明するものです。

最初に全体像を知りたい方は、先にワイン初心者は何から覚える?最初に知る7つのことも参考にしてください。

まず結論

最初は、次のように覚えると分かりやすいです。

種類ざっくりした特徴合いやすい場面
赤ワイン色が濃く、渋みを感じることがある肉料理、濃い味の料理
白ワインすっきりした味わいが多い魚料理、軽い料理
ロゼワインピンク色で、赤と白の中間のように使いやすい迷ったとき、食卓全体
スパークリングワイン泡がある乾杯、前菜、軽い食事

もちろん例外はあります。

ただ、最初からすべての例外を覚える必要はありません。

まずは「だいたいこういう使い方がしやすい」と考えれば問題ありません。

赤ワインとは

赤ワインは、主に黒ブドウから作られるワインです。

黒ブドウとは、皮の色が黒っぽい、または濃い紫色をしたブドウのことです。

赤ワインの色や渋みは、ブドウの皮や種から出る成分が関係しています。

赤ワインを選ぶときに確認したいのが、この「渋み」の強さです。

渋みは、お茶を濃く入れたときに口の中が少しきゅっとする感覚に近いです。

赤ワインは、濃い味の料理や肉料理と合わせやすいことが多いです。

例えば、ハンバーグ、ステーキ、焼き鳥のタレ、ミートソースなどです。

ただし、赤ワインにも軽いものから重いものまであります。

最初は「赤ワインは全部どっしりしている」と思わなくて大丈夫です。

白ワインとは

白ワインは、主に白ブドウから作られるワインです。

白ブドウは、皮の色が緑色や黄色っぽいブドウです。

白ワインは、赤ワインに比べて渋みを感じにくいものが多く、すっきり飲みやすい印象を持たれやすいです。

味わいは、さっぱりしたものから、少し甘みを感じるもの、ふくよかなものまであります。

魚料理、鶏肉、サラダ、チーズ、和食などに合わせやすいことが多いです。

白ワインを選ぶときも、軽さだけでなく、酸、香り、樽の有無で印象が変わります。

ただし、白ワインにも酸味が強いものがあります。

酸味が苦手な人は、店員さんや商品説明で「まろやか」「やや甘口」「フルーティー」と書かれているものを探すと選びやすくなります。

ロゼワインとは

ロゼワインは、ピンク色をしたワインです。

赤ワインと白ワインを単純に混ぜたもの、と思われることがありますが、実際には作り方はいくつかあります。

作り方を網羅する前に、色、甘さ、重さ、料理との距離を見ます。

大事なのは、ロゼワインは食事に合わせやすいことが多いという点です。

赤ほど重くなく、白ほど軽すぎないものもあり、食卓にいろいろな料理が並ぶときに便利です。

例えば、ハム、サラダ、パスタ、唐揚げ、軽めの肉料理、トマト料理などに合わせやすいです。

「赤か白か決められない」ときは、ロゼを選ぶのも良い方法です。

日本では赤や白に比べて選択肢が少なく見えることもありますが、複数の料理が並ぶ食卓で検討しやすい種類です。

スパークリングワインとは

スパークリングワインは、泡のあるワインです。

シャンパンもスパークリングワインの一種ですが、シャンパンと名乗れるものには決まりがあります。

まずは「泡のあるワイン全体がスパークリングワインで、その中に地域や製法による呼び名がある」と整理します。

スパークリングワインは、乾杯のイメージが強いですが、食事にも合わせやすいです。

泡が口の中をすっきりさせてくれるので、揚げ物や前菜、軽い料理と合わせやすいことがあります。

また、甘口から辛口まで幅があります。

甘いものが好きな人は「甘口」、すっきり飲みたい人は「辛口」「ブリュット」と書かれたものを選ぶと分かりやすいです。

種類の次に、甘さと重さを見る

赤・白・ロゼ・泡を決めても、味の幅は残ります。辛口か甘口か、軽やかかコクがあるかを追加すると、同じ種類の中で候補を絞れます。料理名だけでなく、ソース、油分、香ばしさ、酸味の強さを見ると、色の定番から外れる組み合わせも説明しやすくなります。

迷ったときの選び方

最初は、料理から逆算すると選びやすいです。

肉料理が中心なら赤。

魚料理や軽い料理なら白。

いろいろな料理があるならロゼ。

乾杯や軽い食事ならスパークリング。

このくらいの考え方で十分です。

完璧な組み合わせを探そうとすると、かえって選べなくなります。

ワインは、勉強として覚える前に、まず日常の食事で楽しむものです。

よくある誤解

赤ワインは必ず重い、白ワインは必ず軽い、というわけではありません。

赤にも軽いものがありますし、白にも濃厚なものがあります。

また、スパークリングワインはお祝いのときだけのものではありません。

普段の食事でも使えます。

ロゼワインも、特別な人向けのワインではありません。

むしろ、迷ったときに使いやすいワインです。

最初は細かい例外よりも、大きな違いをつかむことが大切です。

実際に売り場で選ぶときの見方は、初心者がワイン売り場で見る場所は3つだけで整理しています。

まとめ

赤、白、ロゼ、スパークリングの4種類を入口にすると、売り場の候補を整理しやすくなります。

赤は濃い味の料理や肉料理。

白は魚料理や軽い料理。

ロゼは迷ったときや、いろいろな料理があるとき。

スパークリングは乾杯や軽い食事。

このくらいの感覚から始めれば十分です。

次に覚えるなら、甘口・辛口、重い・軽いという味の違いです。

最初から全部覚える必要はありません。

まずは4種類の違いをざっくりつかんで、自分が選びやすい入口を作りましょう。

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