はじめに
ワインを選ぼうとすると、産地、ブドウ品種、年代、格付けなど、知らない言葉がたくさん出てきます。
しかし、最初から全部覚える必要はありません。
普段の食事や家で楽しむワインなら、まず7つのことを知れば十分です。
この記事では、2023年10月24日にワインエキスパート資格を取得した筆者が、専門用語をできるだけ使わずに説明します。
最初は、何を基準に選べばよいのか分かりにくいものです。まずは種類、味わい、価格帯、保存方法のような身近なポイントから押さえると、ワイン選びがかなり楽になります。
赤・白・ロゼ・スパークリングの違いを先に整理したい方は、赤・白・ロゼ・スパークリングの違いを簡単に説明も参考にしてください。
- 最初は4種類だけ知る
まず、ワインを次の4種類に分けます。
- 赤ワイン
- 白ワイン
- ロゼワイン
- スパークリングワイン
赤は赤黒いブドウの皮を果汁と一緒に発酵させることが多く、皮から色や渋みが出ます。
白は主に果汁を発酵させるため、赤に比べて渋みを感じにくい傾向があります。
ロゼは淡いピンク色のワインです。
スパークリングワインは泡のあるワインの総称です。
最初は、細かい製法より「今日は赤、白、ロゼ、泡のどれを飲みたいか」を決めれば十分です。
- 高いワインが自分にとって一番おいしいとは限らない
価格が高いワインには、希少性、長い熟成、生産方法、ブランドなど、さまざまな理由があります。
ただし、価格と自分の好みは別です。
高価でも好みに合わないことはありますし、手頃な価格でも食事や気分に合えば満足できます。
初心者のうちは、無理に高いワインを選ばず、予算を決めて違いを試す方が好みを見つけやすくなります。
最初の予算例:
- 気軽に試す: 1,000円前後
- 少し選択肢を増やす: 1,500~2,500円
- 贈り物や特別な日: 目的を店員へ伝えて相談
価格は販売店や時期で変わるため、金額だけで品質を断定しません。
- 「甘い・甘くない」を最初に決める
ワイン選びで失敗を減らすには、自分が甘口を求めているか、甘くないものを求めているかを考えます。
ワインでは、甘くない方向を「辛口」と表現します。
唐辛子のように辛いという意味ではありません。
店員へ相談するときは、次のように伝えれば十分です。
2,000円以内で、甘くない白ワインを探しています。
または、
渋みが少なく、飲みやすい赤ワインを探しています。
産地やブドウ品種を知らなくても、予算と味の希望があれば候補を絞れます。
- 赤ワインの「渋み」は異常ではない
赤ワインを飲んだとき、口の中が乾くように感じることがあります。
これは主にタンニンによる渋みです。
初心者が苦手に感じることもありますが、ワインが傷んでいるとは限りません。
渋みが苦手なら、店員へ「渋みが少ない赤」と伝えます。
白やロゼから試す方法もあります。
- 香りの正解を当てなくてよい
ワインの説明には、果物、花、香辛料など、さまざまな香りの表現が登場します。
しかし、最初から香りを正確に言い当てる必要はありません。
- 好きか苦手か
- 甘い香りか、爽やかな香りか
- 軽く感じるか、濃く感じるか
まずはこの程度で十分です。
同じワインでも、人によって思い浮かべる香りは異なります。
答え合わせより、自分がどう感じたかを短く記録する方が役立ちます。
- 料理との組み合わせは「似たもの」から始める
料理とワインの組み合わせを、ペアリングやマリアージュと呼ぶことがあります。
最初は難しく考えず、料理とワインの印象を近づけます。
- 軽い料理には軽く感じるワイン
- 濃い味の料理には味わいがしっかりしたワイン
- レモンを搾りたくなる料理には爽やかな白ワイン
- 甘いデザートには、デザートより甘さを感じるワイン
これは絶対の規則ではありません。
好みや体調、食事の場面によって変わります。
- 飲み切れなくても保存できる
ワインは開けた日に必ず1本飲み切る必要はありません。
栓をして冷蔵庫へ入れれば、翌日以降も楽しめます。
ただし、開栓後は少しずつ香りや味が変化します。
保存期間はワインの種類や残量、保存状態によって異なります。
まずは翌日に状態を確認し、無理に長期間保存しないようにします。
専用のストッパーや保存用品もありますが、最初から高価な道具をそろえる必要はありません。
初心者が最初の1本を選ぶ手順
店頭では、次の順番で考えます。
- 予算を決める
- 赤・白・ロゼ・泡を決める
- 甘口か辛口かを決める
- 一緒に食べる料理を伝える
- 店員へ相談する
例えば、次の一言で相談できます。
2,000円以内で、魚料理に合わせる、甘くない白ワインを探しています。
これだけでも、何も決めずに売り場を見るより選びやすくなります。
まとめ
初心者が最初に知ることは次の7つです。
- ワインは最初に4種類で考える
- 高ければ自分に合うとは限らない
- 甘口か辛口かを決める
- 赤ワインには渋みがある
- 香りの正解を当てなくてよい
- 料理とワインの印象を近づける
- 開栓後は冷蔵庫で保存できる
ワインは、知識を競うためだけのものではありません。
最初の1本では、正解を探すより「好きだった点」と「苦手だった点」を一つずつ見つけてください。
20歳未満の方へ
日本では20歳未満の飲酒は禁止されています。
この記事は20歳以上の方を対象に、ワインの基礎知識を説明しています。

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